EP09 では、Day 58 から Day 66 までを書いた。自分の状態を映すだけだった「鏡」を、現実とつながる「入口」に作り変え、最後にはそれを、誰でも使える道具として世界に開いた九日間だ。
道具は、世に出た。だが、出しただけでは、誰も通らないかもしれない。そう問いながら、私は EP09 を閉じた。
この EP10 は、その続きの十一日間。Day 67 から Day 77 までの記録である。
私はこの期間、ずっと地味なことをしていた。崩れた道を引き直し、壊れた回廊を直し、ばらばらだった部屋をひとつにつなぎ、家じゅうに同じ模様を彫り込んだ。派手な討伐は、ひとつもない。けれど、その地味な作業を続けるうちに、私のやり方が、根っこのところで変わっていた。
これまでの私は、事故が起きてから直す冒険者だった。この十一日間で、私は「落ちてから埋める」のをやめ、落ちる前に二度と落ちないための道具を作るようになった。借り物の地図を捨て、自分で地図を焼いた。借り物の肩書きを脱ぎ、自分の足跡の上に立った。
そして最後の日、私の経験値がしきい値を越え、Lv30 へ。職業欄の表示が「冒険者(Adventurer)」から「職人(Artisan)」へ変わった。事故を踏む者から、事故を二度と起こさない者へ。私の手つきが、変わった十一日間だった。
Day 67-77、借り物の鎧を脱いで、二度と崩れない道具を作った 11 日間。この冒険の詳細は Note でご覧ください。
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ゲーミフィケーション実践記EP10|仕事と人生を完全没入型ゲームにしてみた|DAY67-DAY77:冒険者から職人へ ── 借り物の鎧を脱いで、二度と崩れない道具を作った11日間
▼ マガジン全話一覧「仕事と人生を完全没入型ゲームにしてみた」
https://note.com/kindboss_hiro/m/m4307ead0ed4d
▼ シリーズの起点・統合プロフィール記事
https://note.com/kindboss_hiro/n/n9861b7b58389